2010年08月05日

愛犬の思い出。


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昔、昔、その昔…近所にノラ犬が現れ、我が家で引き取った。私がまだランドセルを背負っていた頃の話。赤い毛が綺麗な柴犬のオスで、近くの獣医さんに「年齢は、2〜3歳くらいでしょう」と言われた。
結局、飼い主は現れず、彼は「ウチの子」として17年間私達と一緒に暮らしました。

大人しく、しつけの一切いらない子で、手がかからない犬でしたが、老いには敵わず最後の2年半は、介護生活をすることに。
白内障で視力を失い、自力で歩行もできず、夜中にもがきながら吠え続け、家族交代で犬の隣に布団を敷き、徹夜で食事や排泄を手伝う毎日。
そんな犬も人も寝不足の2年半を過ごした後、彼は「17年間世話になったな。楽しかったよ」とは当然ながら言わず…静かに神様の元へ帰って云った。
最後は大変だったけど、推定20歳とはなかなかの長寿。本当に可愛い子だった。

犬のいない生活になってから、かれこれ7年近く経ちますが、もう誰も「犬を飼おう」とは言わない。
彼は、ウチの家族にとって最後の犬となった。


柴犬人形2匹.jpg












先日、柴犬の人形を偶然見つけ、吸い寄せられるように売場へ向かった。
商品棚に飾られていた人形は、一瞬ドキっとするくらい「ウチの子」に似ていました。
本物の犬はもう飼えないけど、今は亡き愛犬の思い出に人形を飾るのはいいかな…と何となくそう思い、2体連れて帰ってきました(姉用と妹用です)。


柴犬人形(おじいさん).jpg












4本の足でしっかり立つし、随分大人っぽいクオリティの高い人形だなぁと感心していたら、どうやらドイツのぬいぐるみメーカーのもので手作りらしく、顔もそれぞれ違いました。
こっちの子は、丸い目とおとぼけ顔が特徴で、年老いてからの愛犬(お爺さん犬)によく似ている。姉は、お爺さんになった彼を「ヨボ爺(じい)」と呼んで可愛がっていたので、こちらのお人形を。


柴犬人形(若い子).jpg












一方、こちらのキリリとした若い頃の愛犬に似たお人形は、妹が担当に。
いい大人が人形相手に暗い趣味ではありますが、愛犬の面影を重ね、首輪を選んであげたりして楽しんでいます。
首周りの寸法を測りながら、「新しい首輪を買ってあげる時は、実際によくこういうことをしたな〜」などと懐かしく思えて、意外と楽しい(笑)。
この子たちは小さいので、小型犬用か猫用がちょうど良さそう。時々、首輪やハーネスの着せ替えを楽しもうと思います。

先日、愛犬が実際に使用していた予防接種のタグを2枚だけ保管していることを思い出し、赤いのと青いのをそれぞれ人形の首輪につけてみました。あら、不思議。何だか、よりそっくりに見えてきた(笑)。

「おーい。君にそっくりの子を見つけたよ!」

彼が生きていれば、きっと鼻先を人形に「フンフン」とくっつけてニオイを嗅ぐに違いない。

柴犬人形は永遠なり。


※このお人形は、ドイツのぬいぐるみメーカーKOSEN社より販売されています。日本のファンの熱〜いリクエストにより制作が実現したそうです。柴犬愛好者には、たまらない一品(?!)です。

posted by mizuame at 19:37| カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする