2017年05月03日

言葉遊びから想像が膨らむ瞬間

こんにちは。黄金週間いかがお過ごしですか?

最先端(??)のインスタやらツイッターを操る姉に負けじと鼻息荒い時代遅れのブロガーみずあめ妹でございます。

ワタクシ、こう見えまして結構文章を書くのが好きで、あんなことやこんなこと…あることないことあまり脳みそを使わずに書く人です。因みに幼少時に本あんまり読んでいませんが、作文とかレポートとかもあることないこと書いて合格もらってるようなタイプの子供でした。

それで、その名残なのか分かりませんが、絵を描く時に映像のイメージではなく「言葉」が先に浮かんでその言葉のイメージで下絵を描くことがたまにあります。下らない言葉遊びだったり、初めは特に意味を含まない独り言のようなそれらを視覚的表現に変換すると滑稽なものに仕上がる。

例えば、OW−6の「ピーナッツ・レター」。
全く予測不能な瞬間にこの言葉が頭に浮かびました。次にピーナッツが片手に手紙を持って歩いている、という絵が浮かぶ。道の向こうから普通に歩いてきます。ピーナッツが。その絵を紙に描く。こんな感じです。
大丈夫ですか?皆さんついてきて下さいね(笑)
「ピーナッツ・レター」という言葉は多分、ピーナッツ・バターからきていると分析しますが、ピーナッツの手紙の封はきっとベタベタしてるし、開封すると別に何も書かれていないんじゃないか?とか、色々想像して楽しみます。どのように想像して頂いても構いません。この絵は姉もお気に入りで、あまり頻度は多くありませんが、たまに妹が制作すると大変喜んで色々想像しながら組み立てるそうです。

せっかくなので、インスタで紹介している「占い師」についても今日は詳しく書いてみます。
CUBEや額絵に登場した「占い師」。言葉の次に浮かんできたのが、動物の占い師。
占い師にはその続きがあり、彼らを前にした時の自分の心境や台詞、そんなところまで想像が膨らんでいました。

占い部屋の扉を開けた先にあんな占い師がいたら…どんなに滑稽だろう?
とりあえず、予定通り自分の悩みを打ち明けたりするのだろうか?
助言は、きっと共通言語を持たなくて理解できないだろうけど、占い中だから離席するのはやめておこう。
いつ、どのタイミングで帰ろうかな?とか考えてちょっと変な汗も出てくる。

きっと占いというのは救いを求める行動であり、この部屋を訪れた私は実際に問題を解決することを期待しているのではなく「解放」が目的であろう。
だとしたら、会話も成立しないような人間でもない占い師と対面したら、そのことの方が気になってしまい、最終的には肝心な悩みを忘れて帰るのではないのか?

この「占い師」のシチュエーションでは、「ナンセンスなことは、必ずしも人を不幸にするものではない」と想像の中の彼らと対面した私は決着がついて力強く占い部屋を出ることになります(人それぞれ、考え方や感じ方は違うと思いますが…)
動物の姿というのは珍しく自分の中では意味のあることで、本能に従い自然に暮らす動物たちにとっては、食べること、眠ること、繁殖することこそが日々必要なことで、とにかくそこにファーカスして暮らしている。それは、複雑な社会の中で生活している私達人間が忘れがちなとても大事なことで、もしも動物たちに私達の悩みを打ち明けたら、彼らはどう思うだろうか?

「…それで?今日のご飯は見つかりましたか?」

動物たちから感じる逞しさに触れて自分の小ささを自覚する。実際に言葉が通じなくとも、その姿から気づかされることがあるのなら、奇妙な姿の占い師は救いを与えてくれる存在なのかも。
可愛いから、綺麗だから、というのも大事な要素かもしれませんが、自分の物差しの長さ、遠くの方ばかり見てしまう視線を手前に調節してくれるものというのは何であれ有難い存在なのだと思います。

どうですか?占い師たちと対面した自分の姿、少し想像できましたか?

今日は言葉がきっかけで誕生した「ピーナッツ・レター」と「占い師」についてご紹介しました。






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2017年05月02日

販売禁止の布があるって話

ファーを入手したワタクシは、人に笑われる例のスケッチを片手に更なる一歩を。

…その前にしっかり調べておかないといけないことが。

それは布の「商用利用」に関するルールのお話。
この話、聞いたことある人も多いのかな?
んー、でも布ものを扱わない人はほとんど知らないかなと思うので、お題の通り布のお話を書きます。

普段、みずあめやで使用してる布は骨董市等で仕入れてくる古い布が中心なので、商用利用の問題はあまり意識する必要がないのですが、手芸屋さんや布屋さんで販売している布には「商用利用不可」のものが一部あります。
分かりやすくいうと著作権の問題ですね。キャラクターがプリントされた布やデザイナーさんの手掛けるお洒落なプリントの布はほとんどが商用利用不可で、その布を使って製品を作って売ることが禁じられているのです。お金にしてはいけないので、プロアマ問わずその布を使用して鞄とかお洋服とかを作って売ることも当然違法になります(バザーとかでもダメです)

改めて調べてみて大変だなーと。いちいち布買う時にそれを確認してから使用している作り手もいるようですが、布屋さんも詳細なことを把握してなくてメーカーやデザイナーに聞いて下さい、みたいなケースもあるとか。布と一言で言っても色々なんだなぁ…としみじみ。

と、調べたところで。
スケッチをもう一度見ながらイメージを膨らませてみる。

どうやら今回もそういう問題とは無縁になりそうだ。
こんな下らない自分の企画で、商用利用不可のおシャンティなブランド布を使用することは、きっとないだろう。

下らないとは何だ!失敬な!

自分で言っておる。

確かに見ればみるほど、下らないスケッチである。

是非とも見せてって?

明日、庭に埋めます。で、夜中に掘り返す。

土だらけになる → 泣く



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2017年05月01日

ゴールデンじゃない住人

先日、ある人のツイートを読んで、妙に共感してしまった言葉。

人の言葉なのでそのまま使用することはできないけど、内容は「モノ作りしてる人が生み出している物は永遠に生み出される物ではない」ということ。その人自身もモノを作る人で、周りにいる作家が何人か介護生活に入り、続行できなくなったと。それだけ、環境に左右されあっけなく閉ざされる世界であること。
本人に何かがあれば当然そこで絶たれるし、この人の書いていたように身内の事情であっけなく制作できなくなる。

私もギャラリーで個展を開催した時に帰り際にお客様から「来年もやるわよね?」と声をかけられ、その度に答えに詰まった経験がある。「うー…そうですね…どうでしょうか…」とかモゴモゴ言いながら、何ともやりきれない気持ちになった。個人で作っているものは、本人しかやる人間がいないという部分で、本当にあっけなく続行できなくなるものであるということは、自分は理解していてもそれを前面に出しながら活動する人はまずいない。内心、そういう事情を抱え「次はできるかな?」と感じていてもだ。
私も「そうですね、またやりたいですね」という希望を伝えるのが精いっぱいで約束のように聞こえる「またやります!」は口頭ではいつも言えなかったように思う。伝統を引き継ぐとかそういう世界でもないし、本人が作れなくなったらそれでおしまい。

「うちの店が明日どうこうなっても大した影響じゃないよ」
結構前に個人で小さなお店を営む古い友人が何気なく言った言葉。その会話自体はそんなに重苦しい場面ではなかったけど、言葉の中に含まれる意味は、店の小ささとは比較にならないほど重くて未だに覚えている。
お店はまだ経営しているけど、その言葉は毎日更新され続ける。
確かに個人でやっていることは小規模で影響力が小さいのかな?と思う。しかし、それだけあっけなくある日突然、永遠に消えるもので「次」とか「明日」とか「来年」という言葉は、途方もなく高い壁なのかもしれません。

私達も15年やってきて更に15年後っていうのはちょっと想像しにくくなってきて、単純に年齢の問題もあるけど、自分や親の老いというのが確実に迫っているということを忘れてはいけないなと。みんな通らなくてはならない道を避けることはできないし、1日でも長く自分の手から生み出せる物を生み出していきたいなとその人のツイートや友人の言葉を思い出して改めて感じました。

んでもって、後悔したくないから元気なうちに作ろうと思って準備している物の構想を姉に電話したら例の「頑張って下さい」に続いたわけです(詳しくは前のブログをご覧ください)

そういう流れよ。
まぁ、これでも結構真面目に色々考えてはいるけど、眼鏡の鼻パッドは相変わらず見つからないし日常はホント冴えないわよ。何で急に「よ。」を多用してるのかよく分からないけど、そうなのよ。
冴えないから、ゴールデンウィークも黄金率低めよ。

皆さんは、キラキラゴールデン?
それとも、金ぴかゴールデン?
落としたのは金のゴールデン?銀のゴールデン?

はぁ…また下らないことを書いてしまったよ…。

以上、黄金率低めの人のぼやきでした。




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2017年04月22日

毛を頼んだ

ようやく、毛を頼んだ。

フェイクファーと呼んでいたものが、ちょっと違っていて「ジャーマンモヘア」とか呼ばれてる素材が羊毛とかアルパカとかからできている毛で、お高い理由はそういう天然素材だからだという。
なるほどねー。化繊のフェイクファーは、ここまで入手困難ではないし、価格ももう少し色々で安いのから高いのまで豊富ですものね。でも輸入もので天然素材のモヘアたちは、入手方法も限らているしお値段も化繊のファーと比較すると、安い価格帯のものは皆無に等しい印象。こんな小さい布でこのお値段かぁ〜、という感じだ。
因みに私たちが服でお世話になっているのは、大抵フェイクファー(化繊のやつ)で、コートのフードとかにたまに本物のファーが使用されてるとお洋服の価格は途端に高価になる。毛の値段の差か?と思ってしまうほど。
人口素材と天然素材の差は、意外と日常でもあるわけだ。

でもって、先日サンプルを取り寄せたのは天然素材のモヘアだったので、いくつか選んで必要なものを購入。
ここ数日は、下絵を描いたり構想を練っているのですが、ある閃きが浮かんで姉に電話して興奮気味に説明したら、「頑張って下さい」と呆れたような声で電話を切られた…。

おーほほほほほー。
「頑張って下さい」は応援の言葉だ。激励だ。
シスターみずあめは、背中を押してくれたに違いない。
そうだろ?
と、都合の良い思考で、そのまま計画続行。

その後、下絵を描いたスケッチを偶然見た別な人(身内)に笑われた。
「何これ。あはははは!」と指さして笑われた。

いいぞ。
笑われたのだから合格だ。

みずあめ妹は全力で下らないことをやろうとしているので、笑うとか呆れるという反応が一番欲しいリアクションなのです。方向は間違っていない。…いや、多分間違っている。しかし、心は踊る。

ノーズパッドは本日も行方不明。







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2017年04月08日

イベント無事終わりました

昨日で二子玉川にあるギフト屋さんでの特集イベントが無事終わりました。
ご来場下さった皆様、ありがとうございました。

特集は終わりましたが、アンティナ・ギフト・スタジオの通販サイトと東京・大阪の実店舗2店で一部作品が購入可能ですので引き続き宜しくお願い致します。
OW−6が品薄になっていますが、追加の予定もありますのでその際はまたブログで「納品のお知らせ」というタイトルでご報告したいと思います。

今回、初めてアンティナさんで額絵を扱って頂きましたが、万華鏡と少し勝手が違いまして材料の仕入れなどの関係で安定して納品させることが困難なため、額絵の販売はこれからも不定期になりそうです。
というのも、私たちは小さな額絵を制作することに拘っていたのですが、なかなか理想のサイズの額が入手できない現実があり解決できずにいます。何とか、万華鏡と同じように常設店で扱って頂けるようにと考えていましたが、小さな額が入手しづらい理由が明確になり、自分たちの力ではどうにもできないと判断したため、無理はせず流れに任せようということになりました。
なので、今までより額絵の制作を増やすことはできそうにありませんが、新作ができたらその都度ブログやインスタなどで公開していこうと思います。

桜が開花したと思いきや、急に下り坂になってしまうお天気。
春は雨が多いですからね。数か月先には悪魔のような夏の暑さが控えていると思うと多少お天気が悪くても、今くらいの過ごしやすい季節はやっぱり貴重かな。
日本が桜色に染まるのをもう少し楽しみたいですね(週末、お花見の予定の方も多いのでは?)




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2017年04月05日

箱の中には…

少し前から、みずあめ姉がゆるく始めたインスタとツイッターを横目にブログの更新をサボる妹。

大した事件もなく、このブログも独り言のような内容ですが、あんまりサボると益々パソコンを開かなくなるので桜がちらほら咲いたところで更新。

はい、地球は4月になりましたですよ。何だかんだ肌寒い日が続いたり長い冬の印象でしたが「4月」に入ると気温関係なく冬ものが着られなくなるので、違う意味で実は寒い春の始まり。スプリングコートなんてものじゃ、夜は肌寒くて足りず、帰宅するなり冬の部屋着に着替えてる人まだまだいることでしょう。

んでもって、わたくしは新たなアイデアをカタチに変えるべく(出来るか出来ないかは置いておいて)、先日あるものを取り寄せました。それは、フェイクファーのカラーサンプル。

フェイクファーって何?

毛だよ、毛。4月に毛の注文。

お店の説明によれば「カラーサンプルを持っている人にしか原則売りません、サンプルは1000円です」

ふむふむ。わっかりました。では1部送って下さい。

サンプルを買わせたいのね。どんなものか見てやろーじゃないかー。
と、早速注文。数日経った昨日の夕方過ぎ…

「ピンポーン。お届けものでーす。」

はいはい、来ました。来ましたよ。ご苦労様です。ポン(ハンコを押す)。

ん??しかし…何だか、意外と…

大きい…けど…まぁ、大げさな梱包というか厳重にね、包んであるわけですよ。ね?そういうものでしょ?

ガサガサ、ガサガサ(開封の音)

「オー・マイ・ファー…」

開けてびっくり。
台紙に丁寧に張り付けられたファーのサンプルカードが箱にびっしり…

思っていた以上の毛量で、1000円はとても良心的なサンプル価格だと思いました。ありがたやー。

このファーたち、色んな事情があり今春値上がりするらしい。
フェイクファーは主にシュタイフとかテディベアの製造が盛んな欧州で作られているので輸入ものがほとんどなのですが、材料や人件費、郵送料の高騰などが響いており、現在の価格を維持できなくなってしまったようで。もともと安いものではないので、今より値上げになるのは消費者としては苦しい話ですが、仕方がないですね。というわけで、余分なお買い物をする余裕はないので、大量のサンプルから必要な分だけ注文しようと只今厳選中。

しかし、凄まじい毛の種類と色数だし価格も色々なので、なかなか決まらず。
いつの間にか「ああ、この肌触り素敵ね〜。この光沢はリアルね〜。」とか毛を愛でる会みたいな状態になってしまって本日も注文できず。

明日こそは注文したいところ。

本日は季節外れの「毛」のお話でした。


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2017年03月21日

羊が一匹

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本日、アンティナに入荷のOW−6「羊が一匹(ブルー)」。
羊が三日月をバックに正面を向いているデザインです。
数年前から存在する絵柄ですが、結構人気があります。
例えば、アロマグッズだけではありきたりだし、インパクトを添えたいという時にこの羊の絵柄は活躍しそうですよね。色もブルーだし、夜寝る前に安眠効果がありそうな雰囲気です(イメージですが…)
良い香りのする石鹸やお香、ポプリなどと一緒にプレゼントする。
あるいは、冬ならウールの靴下と一緒に羊つながりで組み合わせてみる。
などなど…

癒し効果のある万華鏡は、こうやって他のアイテムと組み合わせて一緒に贈ったりするとぐっと身近なアイテムとして、受け取る側にも喜んで頂けたりします。
そして組み合わせるものによって、あげる人の気持ちやテーマが伝わりやすくなるお手伝いもできます。
羊の万華鏡は、相手の身体を労わったり優しい気持ちを表現しやすい絵柄なのではないでしょうか。

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今日は、新に入荷した万華鏡3点のご紹介でした。
左からOW−6「牡丹」「羊が一匹」「ゾウ(ベージュ)」






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牡丹

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OW−6の牡丹。これは最近の絵柄ですね(昨年からだったかな)。
植物が得意なみずあめ姉の焼いた絵柄です。
写真でも分かるように色使いなどが細かいので、先ほど説明した盛り付け作業は難易度高め。
この華やかな感じは、昔の着物の影響を受けているので、ゾウと違ってこの牡丹は大正時代の古い「ザ・日本」な雰囲気です。
オイルワンドの色合いも外観に合わせ、赤ベースですがやや渋みを感じる深い赤や金色も混ぜ、華やかだけど大人っぽい作品です。
七宝は、ややポップでキュートに仕上がるものが多い中、牡丹のような絵柄は幅広い年齢の方に受け入れやすい落ち着いた雰囲気があるので贈り物にオススメしたい一品。

植物は動物と違って季節がありますが、お客様の感想をお聞きしていると購入する時に季節はあまり気にせず、自分の好きな花だったり、とにかく綺麗であればいつ咲く花であろうと構わないという人が多いようです。日本には四季がありますし、どの季節にも美しい植物が存在しますから、昔から日本人は花を身近なものとして様々なものに描いてデザインに取り入れてきました。きっと、そういういい意味での「当たり前」に存在している花だからこそ、親近感もわくし愛着も持てるのだと思います。




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地味な作業の連続

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先ほど七宝焼の作業について触れましたが、万華鏡が完成するまでに色々なパーツを作る必要があります。
例えば、これ。先端についているオイルワンド。
これも万華鏡のパーツですが、万華鏡本体の絵柄に色合いやイメージなどを考えてオブジェクトを調合し、ガラス管にオイルと一緒に詰めて半田で蓋を閉じます。一見何てことないように感じてしまう作業ですが、万華鏡本体と覗いた時のイメージがバラバラにならないように色合いを考えたりするのも結構時間がかかりますし、いざ詰める時も液体が漏れないように細心の注意を払ったり、異物混入に気を配ったり、時には全てやり直すこともあったり、なかなかサクっと短時間では済みません。でも、ワンドもパーツに過ぎないので(笑)、これが仕上がってもまだ道のりは長い。ドライタイプの場合は、オイルワンドとはまた全然違う作りなので、ガラス管は使わず万華鏡の先端のオブジェクトが入っている四角い容器を組み立てて作ってから、やっと中を詰められる状態に。


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万華鏡を入れる袋たちは、脇役ですがこの長い道のりを通って完成させたものを適当な入れ物に入れるのではあまりに可哀想だし、昔の人が大事なものを箱や袋に保管していたように納めて頂きたいという思いから作るようになりました。が…、この布選びがこれまた結構考えて考えて決めるという感じなので「入れ物も本当にぴったりでマッチしているね!」とお客様から言われるととてもほっとします。
好き嫌いは当然あると思うのですが適当に選んで「ミスマッチだな」と言われてしまうのは避けたいので、たかが袋されど袋で袋作りも真剣に取り組んでおります。
なので、袋の単品販売はしておりません。あくまで万華鏡たちの「衣装」としてお付けしています。

このように、細かいパーツが全て揃ってやっと万華鏡たちはお披露目されます。
制作中、とても長い時間を未完の作品たちと過ごし、その大部分はとても地味〜な作業の連続ですが、だからこそ完成した瞬間の感動があります。
完成したものが綺麗であれば、作った甲斐があったなと思えますね。


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七宝のゾウ

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本日は、七宝OW−6のご紹介。
こちらの写真は「ゾウ(ベージュ)」です。
顔が画面からはみ出ているという構図ですが、定番柄の一つでとても古株のゾウさん。
いつもは、ピンクっぽい色を使うのですが今回はピンクとベージュの2色を制作し、この子は「ベージュ」タイプ。

数日前にパートドヴェールのDC−2タイプのゾウを紹介していますが、ガラス耐七宝で描くゾウはまた違った風合いになります。
七宝は表面の光沢が特徴で、一方パートは表面がマット。七宝は型が不要で直接ガラス板の上にガラスを盛り付けますが、パートは毎回1つずつ型を成型してガラスを詰めて焼きます。そのため、七宝とパートでは1枚のガラスに費やす時間も違ってきますし、焼き上がりの質感など見た目も勿論違います。

因みに七宝は、一度に全部描くことはせず、例えばこのゾウの絵は1回目の窯入れでは「顔と帽子」を描き、一度窯出しした後に「帽子の模様(ポチポチしたやつ)」を加え、2回目の窯入れをして仕上げます。
粉ガラス状の釉薬は「粉」なので絵具と筆で描くように容易に重ね塗りというわけにはいかないため、帽子の装飾のようにベースの色を先に焼いてから改めて模様を乗せた方がやりやすいのです。
しかしこのやり方だと、2回焼かれる帽子のベース部分と1回しか焼かれない装飾部分に多少焼き具合の差は生じるもので、帽子の装飾がポコっと飛び出すのはいいのですが、大事なお顔の目玉が同じように飛び出てしまうのは困るので目は1回目からきちんと入れるようにします。
先ほど書いたように上に重ねて表現しようとすると綺麗にいかないので、目を入れる部分の釉薬をかきとり、空いた空間に目玉の色である白と黒と水色の釉薬を入れて仕上げます。
粉ガラスを扱うのに筆やペンは一切使えませんので、耳かき状の金属の棒を使用しますが、目玉のような細かい部分は裁縫用のマチ針を私は使っています。七宝のこのポテっとした輪郭や絵のタッチからは、想像しにくいと思いますが、おそらく皆さんが想像している以上に細かい作業です。

集中力が持たないことや、盛り付けた粉ガラスが長時間放置すると乾燥で崩れてくるということもあり、この盛り付けの作業は多くても1度に3枚程度しかできず、動物の顔や花の濃淡や表現に細かさが必要なものは、場合によっては1、2枚盛り付けて打ち切ることもあります。一度の窯入れで沢山焼ければベストですが、欲張って盛り付けるのは体力的にもきついので(肩懲りや腕の疲労など)、パートのように型作りの工程はなくても意外と効率が悪いかもしれませんね。絵を盛り付けて焼きあがってもこのゾウのガラスも万華鏡のパーツの一部ですから、ここから更に組み立てやワンドの調合、袋の縫製と完成までの道のりは長い長い…。
書くのも大変な膨大な工程数です。この話の続きは次回。







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2017年03月20日

カンムリヅル

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昨日、紹介した蝶に続き二人の間で「美人系」扱いのカンムリヅル。
以前から作っている絵柄ですが、外観だけ豪華じゃ残念すぎるし…
黄金に輝く冠みたいな飾り羽がとてもゴージャスで宝石のようなキラキラした作品に毎回仕上げています。
この鳥のオリエンタルな風貌がとても魅力的で昔から、みずあめ妹の大好きな鳥ですが性別問わず大人のギフトに向いている万華鏡だと思います。


【みずあめや特集イベント開催中】

2017年3月17日(金)〜4月7日(金)
antina gift studio 二子玉川ライズ S.C.店 5階


二子玉川ライズ ショッピングセンター
タウンフロント5F
〒158-0094 東京都世田谷区玉川2-21-1
【営業時間】am10:00 〜 pm9:00
【アクセス】東急田園都市線・東急大井町線
「二子玉川」駅前

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2017年03月19日

蝶の万華鏡

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DC−1タイプの蝶です。
4枚のガラス全てに蝶が舞っています。
昆虫が苦手で触れない…という人もたまーにいますが…
触ってもいいよ、という方は是非覗いて頂きたい作品の1つ。
何故なら覗かないと損!というくらい蝶の映像は本当に美しいのです

みずあめやの作品には、中身が毎回イメージが変わるものもあれば本体の絵柄の雰囲気で内部映像のイメージがほぼほぼ決まっているものもあります(それでもオブジェクトは毎回変わりますが…)
その中で私たち姉妹の間で「美人系」と読んでいる絵柄がいくつかあって蝶はその1つ。
内部映像は乳白色っぽかったりどこかレトロな印象。本体のガラスの色も淡いペールブルー(右)やミルク(左)で、アールヌーボーの工芸品のような美しさに憧れて作ったものなので、中の映像のテーマがブレることがなく、毎回「美人さん」に仕上がります。

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そして今回選んだ袋の布はこちら。
左がペールブルーの蝶の袋、右がミルク色の蝶の袋です。
本体の写真と逆に撮影しているので、少し分かりにくいですね…すみません。
(青い方には青い袋、黄色い方には黄色っぽい袋って感じです)
どちらもとても古い布なので、全体的に骨董っぽさが他のものより更に強く出ているかもしれません。
蝶は、西洋の布との相性も良いですが、今回は東洋系になりました。

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ミルク色の蝶の側面部分が少しだけ写っている写真。4つの面全てに主役級の蝶の絵柄が入っており、数や色が違うので、どの面を向けても全部が表紙みたいな印象です。

時々、購入された方から「家宝にします」と嬉しいコメントを頂きますが、ガラスで作った万華鏡たちは破損を気を付けて頂ければ腐るものではありませんので、次の世代、その次の世代と受け継いで頂くのも決して不可能ではないですよね。私たちは職人さんではないので、伝統もありませんし弟子をつけたり技術を後世に残していくという世界とは無縁の職業の人間です。自分たちが作れなくなれば、新な作品の誕生はなくなるわけですが、それでも作ったものは残るので、こういうお客様からのコメントはとても嬉しいです。
今回のイベントに限らずお手元に作品をお持ちの方は、どうぞ末永く楽しんで下さいね。そして、作品たちを今後ともどうぞ宜しくお願い致します。








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ナマケモノ

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2016年にデビューした「ナマケモノ(ベージュ)」。
作年から数えてもまだ数本しか作っていませんが、毎回とても良い笑顔です。
話題のアニメ「ズートピア」でも印象的なキャラクターとして登場するナマケモノですが、動きの遅さだけではなく、容姿の愛らしさやほとんど木から降りてこない謎めいた習性など気になる動物の1つですよね。
OW−7という大きさを最大限に活かし、葉っぱの中から二匹のナマケモノがひょっこり顔を出してこちらを見ています。

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ガラスの背景色がベージュの子のワンドはグリーン系。ジャングルのイメージで選んだ布は、小さなハギレ布だったので、個人的にはとてもマッチして気に入っているのですが、正直あと1回作れるか…という感じ。
(作れてもあと1個かな…布の痛みが酷ければ今回ので終了なので、次回から他の布に変わる可能性あり)
手作りならではの、そういう稀少さも楽しんで頂ければと思います。

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色違いのナマケモノ(ピンク)は、今回のイベントで初めて作ってみました。
桜餅みたいな本当に美味しそうな色合いの子です。ワンドもとても柔らかいパステルでナマケモノの笑顔がいっそう優しく微笑んでいるように見えます。和み系のナマケモノのご紹介でした。





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2017年03月18日

ハナミズキ(ロココ)

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ふわ〜と軽やかな雰囲気が漂う「ハナミズキ」の万華鏡。
こちらはDC−1タイプ。サブタイトルに色の名前をつけて識別することが多いのですが、このハナミズキは「ロココ」と呼んでいます。その名の通り15世紀のフランスをイメージさせるような贅沢でフェミニンな雰囲気を持つ作品で、その時代の貴族が持っていたら…というイメージ遊びがきっかけで生まれたものです。
絵柄の配色を考えるとき、どういう雰囲気のものに仕上げたいかというのはとても大事で、漠然とでもいいので「こういう時代のもの」とか「こういう人が持っていそう」とか、何でもいいので頭の中に世界を広げていくと自然と方向性が決まってきたりします。
それは、完成した万華鏡に着せてあげる「衣装」ともいえる袋の布を選ぶときも同じで、その万華鏡の持つ世界観を最大限に生かせる布選びをするように心がけています。
「ハナミズキ(ロココ)」の袋は、骨董市で見つけた古い西洋のシルクのハギレを使って今回は仕上げました。淡いイエロー系のベージュに細い縞の織が施された布で、決して派手さはありませんがハナミズキの繊細な雰囲気にとてもマッチしていると思います。


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オウサマペンギン

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初登場「オウサマペンギン」です。
OW−7のオイルワンド式の万華鏡で、今回出品している中で一番大きなサイズです。
中の映像も一番大きく、見応え十分で「万華鏡は覗くものでしょ!」という映像重視の方にはOW−7をオススメ致します。オイルが動かない!と一番小さなOW−6に納得がいかない方にもOW−7をオススメしています。
価格にかなり差はありますが、OW−6は小ささに重点を置いたシリーズですので、スティックが細く小さいためOW−7のような長さと幅のあるスティックがついた万華鏡と同等の映像を楽しむことはできません。
手軽さを選ぶか、映像の見応えを選ぶか…それぞれ特徴があり個性があるので、どれが優れているというよりは、どれが一番自分好みかということですね。オイルとドライとどちらが好きかというところでも人それぞれ意見が違いますが、人がどう感じるかではなく「自分はこれが好き」という感覚で選んで頂くのが良いような気がします。

…と3羽のオウサマペンギンたちも話しております。
ペンギンは、色々種類がありますが、今回は胸のグラデーションが綺麗なオウサマペンギンをモデルに起用。
鳥は、顔だけで何の鳥なのか分かるくらい特徴があるので全身を描くことはせず、ダイナミックに横画面全体を使って描くことにしました。写真には写っていませんが、ブルーの子の側面と裏のガラスはビビットで発色のいい黄色を使い、モノトーンのペンギンたちに明るさをプラス。
一方、グリーンの子たちはスモーキーなブルーグレーのガラスを脇と裏に使用し、全体を淡く優しい雰囲気に仕上げました。それぞれの色合いの雰囲気にあった袋もつけて、着飾ったペンギンたちの晴れ舞台を見てあげて下さいね。

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有名な歌の主人公たち

お手紙のガラス絵たち.JPG

「お手紙書いた」「読まずに食べた」
有名な歌の中では、手紙はヤギ同士でやり取りをしていますが、みずあめやの絵ではオオカミが手紙を書いています。内容は分かりませんが、鋭い爪で手紙を書くのはさぞ大変だったことでしょう。
しかし残酷なことに白ヤギさんは、我慢できずにあっさり食べてしまいます。

読まずに食べた.JPG

「おおかみさん、さっきのてがみのごようじなあに?」
おそらく、オオカミの手紙が読まれることは永遠にないでしょう。
この絵と同じキューブタイプの万華鏡を作成したことがありますが、万華鏡だと本体1つに4場面描くことができるためオオカミとキツネ、ヤギが2匹登場しました。
額絵は、1枚ずつでそれぞれ単体でも飾ることができますが2枚並べると絵本の挿絵のようでいいですね。


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花咲く森へようこそ

小熊のアップ.JPG

額絵の紹介を続けます。
タイトルは「花咲く森へようこそ」。
横長の画面一面にカラフルな草花が咲き誇る中、何やらこちらをジっと見つめる視線が…。
突然目の前に現れた茶色い小熊は、森の案内をしてくれるのでしょうか。

花咲く森へようこそ.JPG

初めは出産祝いにいいかな、とも思ったけど意外と入院のお見舞いとか向いてるかもしれません。
お花を渡す代わりに気持ちが明るくなるような絵をプレゼントする。
あるいは、敬老の日に長寿と健康の祈りを込めて渡す。
特別大きな額装作品ではないので、お皿立てなどに飾ることもできます。
こちらの額絵は、写真のイエローと色違いのピンクもあり。

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町の額絵たち

ラベンダー色の町.JPG

前回、紹介した町の額絵バージョン。こちらは「ラベンダー色の町」。
ガラス部分は小さいのですが(万華鏡の一面よりは大分大きいです)、中央にポツンと配置されるように幅広の額に入れました。そのため、絵はより小さく見えます。
シンプルで色数も少ない絵の場合、額のデザインや色に大きく左右されるので工夫が必要でした。
できるだけスタイリッシュさは保ちつつ、絵の雰囲気全体が単調で寂しくならないようにするにはどうしたものかと、塗装前の白木のフレームと長時間にらめっこ。
和紙を重ねて透かしたような状態をイメージしながら塗り重ねて仕上げました。一見、紙に見える部分も全てペイントで表現したもの。

墨色の空と町.JPG

独特の雰囲気で、万華鏡とはまた違った良さが額絵にはあると思います。
こちらの写真は、「墨色の空と月」。ラベンダーの方がベージュ系で、墨色の方がグレー系の塗装ですが、写真だと分かりにくいかもしれませんね。実物を比較して頂くと分かると思います。


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2017年03月17日

町の万華鏡たち

R0034978.JPG

左が「墨色の空と月」右が「ラベンダー色の町」
模様入りの豪華な金色のお月様が浮かぶ不思議な町の世界。
金彩でゴールドを塗っているので窯入れは二度。万華鏡に登場する金色たちはみんな二度焼きして仕上げたものです。昔、曇りガラスの万華鏡を作ったことがありますが、今回この二つはノーマルな映像なので、ちゃんと万華鏡らしく見えます(笑)

R0034975.JPG

この絵柄とお揃いの額絵も今回制作しました。
額絵はまた次回ご紹介します。お楽しみに〜。




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アイスピンク色のロバくん

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アイスピンク色のロバ。
鮮やかなピンクではなく、やや青みがかったピンクで紫とピンクの中間のような微妙な色合い。
ノーマルなピンクだとちょっとキュート過ぎるため、いい意味での「くすみ」をチョイスしてます。

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袋は、綺麗なターコイズブルーの地に万華鏡本体に使用したアイスピンクに似たような花柄の帯を使って作ってみました。こんなにピンクが似ているなんて奇跡に近い。お若い人向けの帯だと思いますが、袋になっても可愛いですね。みずあめや作品の袋は、布が結構レアなので、そちらにも注目してお楽しみ頂けると嬉しいです。ロバは、この色の他にクリーム色のガラスを使用した子もいます。

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